20代女性 デザイナー M.Sさん
20代女性デザイナーの方が肩こりと首の張りで来院。肩こりは仕事を始めてから感じるようになった。肩が凝ってくると仕事に集中できない。首も段々痛くなる。体は柔らかいが姿勢は良くない。休日に家でゲームをしていても肩がこる。
初回の状態
・左の肩甲骨の可動域の減少と盛り上がりが顕著
・左の首から肩甲骨にかけての筋肉が硬く、左肩が上がっている
・腰部の可動域は正常以上で腰痛は全く感じない
・座位の姿勢は背中を丸めて首が前に倒れている
首から肩甲骨の筋肉の緊張が高く、左肩も右肩に比べて高い位置に維持されている姿勢から左のその部分の筋肉の伸張性の改善、左肩甲骨の可動域の改善を目標に施術を行う。筋肉がかなり硬い状態なので関係する首や背中、肋骨の矯正を行い、首の筋肉のストレッチや肩甲骨のストレッチ、またモビリゼーションを痛くない範囲で強めに行う。主観的な改善を感じられるまで4~5回かかったが、その後はすこし肩こりを感じるレベルで落ち着いている。仕事が忙しい時や家でゲームをやりすぎた時は気になるとのことで、仕事場や家で手軽にできるストレッチも指導。定期的に続けることで症状も軽くなってきた。現在は月一回のメンテナンスを行っている。
担当コメント
この方の場合、腰部や胸部の可動域はかなり確保されていたのですが、肩甲骨と左頚部筋や肩甲骨周囲筋の硬さはかなりのものでした。症状も仕事を始めてからとのことで、その間の姿勢やPC動作がかなり影響していたのだと思います。関節へのカイロプラクティックケアに加え、筋肉へのアプローチもかなりやさせて頂いたのですが、症状が軽く感じるまでには少し時間がかかったように思います。その後の経過としては、仕事中の姿勢の改善、家や職場でのストレッチやエクササイズは気をつけてやられているので、忙しい時やよほど長い時間姿勢を崩した時以外はそれほど肩こりは感じないとのことです。症状が慢性になっている時は、一度状態をリセットする必要があります。その後のケアでいい状態が保たれているかをチェックしていきます。慢性的な肩こりが気になる方はご参考にしてみてください!