妊娠4カ月の30代妊婦さん(医師)が来院されました。
妊娠後に歩くと左腰部に痛みを感じ、座っていると左臀部の張りが気になってきたとのことです。仕事中足を組むことが多く、運動はあまりしないとのことでした。カイロプラクティックや整体は初めてとのことです。
この方の場合、妊婦さんなのですが、お腹もまだそれほど目立つ感じでもなく、妊娠による腰や股関節、骨盤への負担の増加が原因というよりは、日常的な座り方や、運動不足が症状と関係していたと思います。
座るときの姿勢で背中を丸めて座られるクセがあったため、骨盤が後傾してしまい、腰部や腰仙部、骨盤に負担がかかり、お尻の筋肉も圧迫が強くなります。その状態で足を組めば、股関節にも負担がかかり、周りの筋肉も痛みを感じやすくなります。
施術は、妊婦さんなのでお腹になるべく負担がかからないように気をつけながら、腰部、骨盤の可動域改善と筋肉の緊張緩和、臀部股関節の筋肉の状態改善のためのストレッチを中心にさせてもらいました。一回の施術で腰部の痛みや臀部の張りは半分以下になったとのことです。
足の筋肉量も少ないので、この先はなるべく歩いたり、軽い運動やストレッチをするようにして、座るときの姿勢や足を組まないようにして頂ければ腰痛やお尻の張りはもっと改善していきます。身体も全体的に硬く、今回の主訴ではありませんが、肩こりや首こりも気になっているとのことですので、まずは身体をいい状態にリセットしていきましょう!
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