最近頭痛やめまいの方がかなり増えていますのでみなさんもご注意を!
頭痛やめまいを感じられて来院される方の半数は、事前に医療機関へ行かれます。その原因が器質的なものでない限り、検査結果は特に異常なしです。
特に異常がないのになぜこの時期頭痛やめまいを感じる方が増えるのでしょうか?
答えは簡単で、冷えと運動不足、ケア不足、疲労やストレス、頚部後頭部への負担のかけ過ぎです!
寒くなると熱を逃がさないように筋肉が緊張しますので、首肩甲骨周りの筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなると首や肩甲骨の動きも硬くなり制限されます。首や肩甲骨が硬い状態をそのままほっとくと、乳酸などの疲労物質がどんどんたまり、やがて凝り感や張り感、そして痛みへと変わっていきます。
首や後頭部の筋肉が緊張しすぎると、その筋肉の痛み以外に頭部への関連痛を出す時があります。この場合、いくら頭のマッサージをしても原因が首や後頭部にあるため痛みは軽減しません。その時は気持ちいいですが・・・
めまいを感じやすいのは、内耳や血圧、貧血などの問題がなければ、夜寝れていなかったりストレスを強く感じていたりする、少しお疲れの方です。このような方の首はかなり硬くなっていて、軽く押すだけで強い痛みを感じる場合が多いです。
頭痛やめまいの細かい直接的な原因をトレースするのは難しいですが、頚部や後頭部を施術することにより症状が軽減、もしくは消失するケースが多いため、頭痛やめまいには、頚部や後頭部に位置する筋肉や組織、血管や神経が関係していると言えます。
頚部にはたくさんの筋肉が付着していて、首や頭部の複雑な動きに対応しています。また、動かなくても重力から頭を支えるという役割も果たしています。頭は4~5kgあるため、この重さを支えるためにかなりの負担になります。首は疲れやすいということです。
また首は、一部の脳神経と頚神経、自律神経が走行していて、筋肉や血管、器官を支配しています。
頭と首の境目が後頭部になりますが、頭を微妙に動かす+支えるために後頭下筋群が付着していて、その奥には硬膜が位置します。後頭部を支配する神経もそこから出ています。
寒くなり、筋肉が緊張したり、普段あまり首や身体を動かさずに同じ負担をかけていたり、負担の増えるような姿勢で首や後頭部を緊張させてしまったり、疲れすぎやストレスで身体が休まらない日が続いたりすれば、首や後頭部由来の頭痛、めまいを感じやすくなるということです。
みなさんも十分注意して、これからの寒い季節をお過ごしください!