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マラソン時の右股関節の痛み(恥骨の痛み)

30代前半男性 会社員の方がマラソン時の右股関節の痛みを訴え来院。以前は走っていても痛くなることはなかったが、ここ数カ月は走りだして少しすると痛みを感じる。股関節の痛みに加えて右臀筋の張りも気。ストレッチは10分程度するが自己流。明日ハーフマラソン出場のためなんとかして欲しい。

初回の状態

・右短下肢

・右の踵が内側に入っている

・右内転筋恥骨の付着部に押圧でかなりの痛み(押さなければ痛くない)

・胸椎の後湾が強く、猫背。後頚筋の緊張も高い(普段はあまり気になっていない)

走らなければ気にならないが、走り出して少しすると右恥骨内転筋付着部に痛みが出るとのことで、走る動作で負担のかかる股関節周囲の筋肉を中心に施術を行う。右股関節の動きが硬く、内転筋の張りも強かったため痛みが我慢できる範囲の緩和操作とストレッチで股関節の動きの改善を行う。下肢長差が顕著で(右短下肢)、走る際に右下肢外側に負担がかかりやすい状態のため、臀部の外転筋のケアと骨盤~腰部の矯正も行う。背骨のケアと首のケアも同時に行う。初回の施術後は右股関節の動きの改善が見られ、本番に痛みを確認するとのことで、マラソンの翌日に2回目の来院。痛みは出たとのことだったが強い痛みではなくマラソンは完走!直後はハムストリングスや臀筋が張っていたとのことだが、来院時にはそれも治まっており、右股関節と体の全体的なバランスを改善するために今後施術を行う予定。

担当コメント
この方の場合、走り方も痛みに関係すると思いますが、身体の状態から右下肢が短いのと、踵が内側に入っているために右下肢外側に負担がかかりやすく、それが右臀筋の張りや恥骨の内転筋付着部の痛みに関係していると思います。下肢長差がある方は結構見かけるのですが、普段の姿勢や座り方、動作や運動などのくせで骨盤の歪みが起こり、股関節の高さが左右で違ってくれば下肢長差はできてしまいます。しばらく間があって今回また走り出したとのことでしたので、その間の身体の状態の変化(筋肉の状態など)も、今回痛みを感じた原因になっていると思います。人間の身体は動かすようにできていますので、適度な運動は継続されるのが病気やケガ、痛みの予防になります。今後は運動(マラソン)を継続されるのとともに、できる範囲で普段の姿勢や動作、走り方に気をつけ、身体のバランスを整えていきましょう! 痛みが出ないようにできる限りの施術&アドバイスはさせて頂きます。

カテゴリー:症例紹介, 股関節 太ももの痛み

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