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首と頭の痛み(頭痛) (40代女性介護職)

40代女性介護職の方が、首と頭の痛み(頭痛)を訴え来院。痛みは10日程前から続いている。首は寝違えたような痛みが続いていて、首が動かしにくく、動かすと重く鈍い痛みを感じる。頭も、右の後頭部やこめかみに痛みを感じる。めまいを感じる時もある。以前から首や頭の痛みは感じていたが、今回は痛みが治まらないので来院された。
初回の状態

・ 首の筋肉が硬く、全体的に可動域が減少

・首を横や後ろに倒すと痛みを感じる(右>左)

・右後頚筋に鉄板様の硬い部分があり、押圧で右こめかみに頭痛を感じる

・股関節や腰部などの可動域も全体的に減少、ハムストリングスの緊張が高い

頚部の可動域が、筋肉が硬く伸張性を失っていることでかなり制限されていたため、頚部の可動域を改善させるために施術を行う。上部頚椎を中心に矯正を行い、筋肉の状態改善のための緩和操作を行う。ストレッチや圧を加えると痛みが強かったので、痛みを我慢できる範囲で施術。頚部~肩甲骨にかけての筋肉も硬く、肩甲骨の動きも固まっていたため、

頚部、上背部、胸筋を中心に身体のバランスを整え、首の負担が減少する状態を目指した。

状態があまり良くなかったので、初回の施術で少しでも良くなればと思ったが、施術後頭痛や首の痛みはかなり軽減、可動域は多少改善が見られた。状態が慢性的なことに加え、介護の仕事でかなり身体を使うとのことだったので、その後週一回ペースで施術を続けて頂き、首の痛みや頭痛は、初回来られた時以外感じていない。首の可動域も、姿勢に気をつけてもらい、エクササイズもやってもらっていることあり、少しずつ改善中。車の運転で、バックする時の目視が大分楽になった。現在は、股関節や身体全体的な可動域改善のために、間隔を空けてメンテナンスを継続中。

担当コメント

この方の場合、介護の仕事でかなり身体を使っているとのことで、体中の筋肉が疲弊している状態でした。症状と直接関係していたのは、頭を支える首の筋肉の緊張だと思いますが、特に右後頚筋が鉄板様の状態でした。 この状態では、その部位に痛みを感じると思いますし、その筋肉の関連痛で頭痛を感じたりもしてしまいます。また、首の筋肉の緊張が高い場合、神経を介して自律神経症状がでたり、めまいなどを感じやすくなったりします。

筋肉の硬さや、首の可動域の悪さから、状態改善までは時間がかかると思ったのですが、気になっていた首の痛みや、頭痛は初回の施術でかなり軽減できました。といっても、筋肉の硬さや首の可動域が見違えるほど改善とまではいかないので、継続的に施術を続け、首や身体にいいクセ(力学的な負担の少ない状態)をつけて、再発しないような状態を目指していきました。

仕事が忙しく、あまり休む暇もないとのことで、身体が休まらなかったことと、ご自分でストレッチなどのセルフケアをされてこなかったのも、状態が悪化した要因にあると思います。椎間板で言えば、寝ている間に水分や栄養を補給して、元の厚みに戻るのと同じように、人間の身体も、休養により疲労を回復することができます。忙しい人ほど、休養の取り方や、身体のケアに気を使う必要があると思います。忙しい方は是非参考にしてみてください!

カテゴリー:症例紹介, 頭痛, 首の痛み 寝違え

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