31歳男性 介護職 K.Mさん
31歳男性が首の痛みを訴えて来院。痛みは夏ごろから感じ始め、段々強くなっている気がする。痛みとともに首の凝り感や張り感もあり、車の運転で右の後ろが向きにくい。そのためバックの運転がしにくく困っている。介護の仕事でベッドを車で運ぶことが多いため、首をなんとかしたい。
初回の状態
・頚部の右回旋が制限されている
・頚部筋の緊張が高く、伸張性も失われている(特に左側)
・立位・坐位とも姿勢が悪く、頭部が前方に突っ込んでいる感じ
・背中も丸く、運転中も同じような姿勢
この方場合、かなり背中が丸く、頭部が前方へ出ている姿勢をされていたため、頚胸部の姿勢のアドバイスをさせて頂き、頚部・胸部の施術を中心に、頸部の可動域の改善と筋肉の伸張性の改善、運転時の頚部への負担を軽減させることを目標にしました。 初回の施術で左頚部の張り感が半分くらいになったとのことで、その後間隔をつめて頚部・上胸部を中心に施術を続けました。2回目の施術後に頸部の右回旋制限も改善し車の運転時の後方確認が楽になったとのことです。重たい介護用のベッドを一日何台も運んだり組み立てたりしているとのことで、胸筋も左右かなり張ってたため、胸筋の緊張を緩めるよう筋肉へのアプローチを加えたのですが、施術を重ねるごとに丸い姿勢も少しずつ良くなり、背中を反らすのが楽になってきたことのこと。
担当コメント
運転時や普段の姿勢の悪さから首や背中にかなり負担がかかっていたと思われます。また重たいベッドを運ぶことで胸筋や身体の前部の筋肉をよく使うため、身体を反らす動きが減少していたのも姿勢の悪さの原因になっていたと 思います。ストレッチなどはほとんどしないとのことでしたので、背中を反らすエクササイズと胸筋、頚部筋のストレッチを指導させてもらい、それを実践してもらうことで一番気になっていた頚部や頚胸部への負担が減少し、首の可動域の改善や背中上部を反らす動きが良くなったのだと思います。この先も運転時の姿勢に気をつけ、頚部や背中への負担を減らすよう生活を続けて下さい!
カテゴリー:首の痛み 寝違え